個人投資家が機関投資家より優れてること5選

しげるです。

大きな資金を動かす機関投資家の方が個人投資家よりも有利だと考えている人もいるのではないでしょうか。

確かに機関投資家には個人投資家にはない大きな資金力、情報網、分析力、専門のアナリストなど、個人投資家にはない強みがあります。

一方で機関投資家が運用する投資信託の運用成績を上回るパフォーマンスを出している個人投資家も少なくありません。

では多くの投資信託の運用成績を上回る個人投資家は、機関投資家よりも資金力や分析力が優れているのでしょうか。

確かに個人投資家の中にはすごい人もいるかもしれませんが、必ずしも機関投資家より資金力や分析力があるというわけではありません。

単に機関投資家と個人投資家では投資をする目的やステージが違います。

そして個人投資家は機関投資家にはできない自由度の高い投資ができるのです。

個人投資家の強みを再認識することで自分の投資と向き合ってみましょう。

機関投資家のほうが有利なの?

機関投資家は確かに大きな資金力や情報網など個人投資家にはない強みがあります。

例えば、情報端末ひとつをとってもBloombergの何百万円もする端末を使っていたり、業界専門のアナリストを雇っていたり、個人投資家とは比べものにならない資金力・設備・人員を動かして機関投資家は運用をしています。

これだけを聞くと機関投資家が圧倒的に有利な環境にいると感じるのではないでしょうか。

しかし、機関投資家と個人投資家はそもそも比べるべきではありません。

なぜなら違うゲームに参加しているからです。

機関投資家と個人投資家では目指すゴールが違う

個人投資家はそもそも何故、投資をするのでしょうか。

老後の備えの資金が欲しい、経済的な自由を手に入れたいなど、個人の資産を増やすことで何か個人的な問題を解決することが目的です。

しかし、機関投資家の多くは基本的にはサラリーマンです。

そして機関投資家は所属する組織やファンドのルールに基づいて運用を行います。

例えば、インデックスをはじめとするベンチマークに対して相対リターンを重視する運用が求められるケースなら、いかにインデックスに負けない運用をするかという観点から運用します。

また、決められた指数と同じような値動きを再現する運用もあります。

しかし個人投資家でインデックスの+3%アウトパフォームを目指したり、インデックスと寸分、違わず同じ動きを再現したりすることを目指している人はいるのでしょうか。

インデックスが10%のマイナスだったけれど、5%のマイナスで済んだから「良かった」と喜ぶ個人投資家は普通いないでしょう。

個人投資家の運用と機関投資家の運用では目指すゴールがそもそも違います。

そして、何より個人投資家は自分のお金で投資をしますが、機関投資家は投資家から集めた資金で投資を行います。

参加しているゲームが違うと言ってしまっても差し支えありません。

また一部の機関投資家でAIや高頻度取引のアービトラージを得意とするところもあるかもしれませんが、個人投資家で同じゲームに参加する必要はありません。

個人投資家が機関投資家より優れていること5選

1.機関投資家が投資できないところに投資ができる

個人投資家は機関投資家が投資できないところに投資ができます。

実は多くの機関投資家は投資するにあたり、時価総額で一定以下の対象には投資できない、格付け機関の格付けが低すぎるものには投資できない、といったルールが定められています。

個人投資家はどんな小型株でも、どんな市場でもその気になれば投資できます。

例えばカンボジアの高金利な米ドル預金などに、機関投資家は投資できません。

カンボジアの市場が小さすぎる(流動性リスクが高い)、リスクを考えると手を出しづらいなどの理由で大きな資金が入りづらいためです。

個人投資家は投資対象を自由に選べるところに強みがあります。

2.インデックスを気にしなくて良い

個人投資家は、インデックスをはじめとする様々なベンチマークを気にしなくても良いという強みがあります。

機関投資家は、ベンチマークを基準に運用成績が決められますが、個人投資家はインデックスなどを気にせずに運用できます。

常に何かと比べられるという縛りがないので、機関投資家よりも自由度の高い投資が可能です。

3.キャッシュポジションを自由に使える

機関投資家は、預かっているお金を全てキャッシュポジションに一旦変えるという大胆なことができません。

しかし、個人投資家はその気になれば下げ相場を全てキャッシュポジションに変えてしまうこともできます。

下げ相場の時期をキャッシュポジションで乗り切れる「休むも相場」が可能です。

4.短期間で成果を求められない

機関投資家は短期間で成果が求められます。

例えば四半期ごとに運用パフォーマンスを開示されるなど、どうしても短期的に分かりやすい成果をあげなければいけない縛りがあります。

しかし個人投資家は10年、20年のスパンで長期的な視野で投資ができます。

短期的な運用パフォーマンスを分かりやすく外に示す必要がありません。

5.資金が小さいからこそ小回りがきく

機関投資家は大きな資金を運用するため、例えば株を売ろうとしても、一度に持ち株を全て売ると、自分で自分の持ち株の株価を大きく下げてしまうなど、大きい資金だからこそ起きる問題もあります。

そのため、日を分けて売るのが一般的です。

個人投資家は基本的にそこまで大きな資金を扱わないため、投資先の銘柄を買ったり売ったりの小回りがききます。

個人投資家は自由度が高い分、投資方針・ルールをしっかりつくることが大事

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個人投資家と機関投資家とは、そもそも違うステージで投資をしています。

そして個人投資家の強みは、縛りが少なく投資対象も投資機関も自由に選べることです。

しかも個人投資家は機関投資家が運用する投資信託やETFをポートフォリオに入れることもできます。

しかし、個人投資家は運用の自由度が高すぎる分、運用方針に迷ってしまうことも少なくありません。

だからこそ、何故投資をするのか、どう運用するのか、など自分なりの簡単な指針やルールを決めておくことで迷いがなくなります。

それでは。

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茂(しげる)

茂(しげる)

1980年代生まれの30代サラリーマン。 普段は部下を率いて会社で真面目に働いてます。 でも隙あらばブログ記事書いてます。 米国株式投資、住宅取得、家計、ブログ運営を通じた資産形成について発信しています。 目標は金融資産1億円で、配当をはじめとした不労所得で生活することです。