トランプ大統領再選に追い風か。米労働市場は4か月連続で改善。ダウ平均も下げ止まるか注目。
しげるです。
3日のNYダウは3営業日ぶりに反落し、前日比807.77ドル(2.78%)安の28,292.73ドルで引けました。
またS&P500種株価指数も3.51%安、ナスダック総合株価指数も4.96%安と急落しました。
下げを主導したのは、8月に急上昇した主力ハイテク株です。
アップルは8.01%安の120.88ドル、フェイスブックは3.76%安の291.12ドル、アマゾン・ドット・コムは4.63%安の3,368ドルで取引を終了しています。
とくに大きな悪材料がでたわけではありませんが、これまで大幅に上昇していたアップルなど主力IT株に利益確定売りがでると、調整が強まるとの懸念から売りが売りを呼ぶ展開になったのです。
投資家の不安心理を表すVIX指数も、一時35台と前日より約9ポイント上昇しました。
VIX指数が再び40を超えるようなら、下値警戒感が必要でしょう。
本日は21時30分の雇用統計がメインイベントになります。
非農業部門雇用者数の予想は+140万人と、前回の176.3万人を下回る見通し。
6月に+480万人と過去最大の雇用増を記録したのち、拡大ペースは引き続き鈍化傾向になる予想です。
雇用統計を受け、NYダウが28,000ドルを下回るようなら、調整局面は長引きそうです。
また、アップルなど主力ハイテク株の利益確定売りが続くかどうかも焦点となるでしょう。
米雇用者は8月は137万人増で失業率は8.4%と予想以上に低下。トランプに追い風
米ブルームバーグによると、米国では8月に雇用者数が増加し、これで4カ月連続での労働市場改善となったとのこと。
新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)が収まらず、議会では追加支援対策を巡る協議が行き詰まっているものの、景気回復継続への期待を抱かせる内容となりました。
この雇用統計の材料がダウ平均にどのように影響するかが注目されますが、個人的には28,000ドル台を維持するものと予想します。
これは、今回の雇用統計を受けて、トランプ大統領が失業率について「考えられていたよりも速いペースで、かつ大幅に」10%を下回ったとツイートしたことで、11月の大統領選まであと2カ月となった時点で失業率が1桁に低下したことは、トランプ大統領にとって追い風となる可能性があり、これが株式市場にも追い風になるのではないかと考えるからです。
それでは。
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茂(しげる)

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