個別株投資では決算発表を見逃すと痛い目を見る
しげるです。
米国株投資の運用には、大きく分けてS&P500に連動するインデックス投資を主流とするパッシブ運用と、個別銘柄に投資するアクティブ運用の2つがあります。
この2つ、かける手間が全然違います。
インデックス投資の場合は、たとえばダウ平均株価などの市場全体の指標を注視していれば、自分の保有している投資信託やETFの値動きが一目でわかります。
なので、あまり手間をかけずに運用ができるという点でメリットだと思います。
一方、個別銘柄に投資をする場合、様々な情報を加味し、購入した後もチェックが必要になります。
個別銘柄投資によるアクティブ運用で抑えておきたいのは3点

個別銘柄に投資しアクティブ運用をする場合は、最低限必要なことが2つあります。
・保有株の売上、EPSのコンセンサス予想を把握すること
※コンセンサス予想とは、専門家による予想の平均値や最頻値を提示したもので、マーケットにおいて支配的になっている予想(数値等)のこと
・保有株の決算発表日を把握しておくこと
・売買のルール作りをしておく
個別銘柄投資をするなら、決算発表確認の習慣をつけなければ、ある日突然「いきなり評価額がー20%になった??」と慌てることになります。
こうなるとパニックになり狼狽売りをすることにもなりかねません。
米国株は市場のコンセンサスを裏切ると叩き売られることがほとんどです。
一方、好決算の場合、1日で大きく値が上がることもあります。
個別銘柄投資をするのであれば、決算発表の確認を習慣とするようにしましょう。
また、事前に決算日にどう株価が動いたら売るか、または買うかなどの売買ルールを決めておくと狼狽売りなどを避けることができます。
ここでは割愛しますが、自分のリスク許容度に応じて設定するようにしてください。
コンセンサス確認と決算発表日の確認の方法

コンセンサスの確認
ヤフーファイナンスの「Analysis」のタブをクリックすれば「Estimate(予測)」という英語が出てきます。
Earningsは利益、Revenueは売上という意味です。
これらコンセンサスの数字はヤフーファイナンスで無料で確認できます。
自分の保有株や売買対象の銘柄の大まかなコンセンサスはメモしておくようにしてください。
こちらのブログにヤフーファイナンスでのコンセンサスの確認方法が載ってましたので参考にどうぞ
https://www.us-stock-investor.com/entry/how-to-confirm-earings-report-and-to-collect-helpful-information
決算発表日の確認
ネット証券を使っていれば保有株の決算日をカレンダーでまとめていることがほとんどで、メールでお知らせしてくれる機能もあります。
売買対象であればティッカーシンボルや企業名で検索すれば決算発表日がすぐに出てきます。
コンセンサスと決算発表日の確認が面倒な場合は

どちらの確認も面倒な場合はどうしたらいいか。
答えは簡単です。
インデックス投資によるパッシブ運用を主流としてください。
インデックス投資であれば個々の銘柄の決算で大きく値動きすることはあまりありません。
ニュースなどでダウ平均株価などを見ておけば事足りることがほとんどです。
ただし、現在S&P500やNASDAQはハイテクセクターのFAAMG株(フェイスブック、アマゾン、アップル、マイクロソフト、グーグル)の影響が大きく、これらの銘柄が値下がりした場合、指標も大きく値下がる可能性があります。
最低限これら大企業の動向は注視しといて損はないでしょう。
ただ、インデックス投資で積立投資をする場合であれば機械的に買い増すだけなのであまり関係はありません。
ある程度資産を持っているにも関わらず、1か月に株に関する作業をするのは5分以下、という人も実際にいます。
一方、個別株投資は面倒な確認作業があるかもしれませんが、その分、自分なりの分析やロジックで選んだ株が予想通りの値動きをしたりすることもあるので、そういった部分に魅力を感じたり、株の醍醐味を感じる人もいます。
あなたのライフスタイルや価値観、性格に応じて二つの投資手法を使い分けていくのが良いと思います。
それでは。
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茂(しげる)

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