住宅を購入する際にFPに相談している人、ちょっと待ってください。そのFP本当にあなたにとって信用できる人ですか。

2020年8月16日

しげるです。

住宅を購入する際、住宅展示場やメーカーのモデルハウスに見学に行くことがあると思います。

この時に、FPがでてきて、あなたの年齢や年収からライフプランやローンの借入可能額などを算出してくれる無料のサービスがあるのをご存知でしょうか。

この無料相談のFP、実はくせ者です。

住宅展示場にいるFPにとっての顧客はあなたではない

FPとはファイナンシャルプランナーの略で、顧客のライフプランを実現すべく資金計画を立てるファイナンシャルプランニングの専門家です。

彼らは顧客のために動きますが、住宅展示場などに訪れた人が顧客かと言われるとそうではありません。

この場合のFPにとっての顧客は「住宅メーカー」です。

FPが守るべき職業的原則に「顧客の利益優先」「秘密の保持」があり、顧客の利益優先とは、「顧客の立場に立って、顧客の利益を優先するようなプランニングを行う」ということです。

そう。展示場などにいるFPは住宅メーカーの利益のために、住宅メーカーの展示場やモデルハウスに訪れた人のプランニングを行っているにすぎません。

「住宅メーカーの利益になる」=「家を買ってもらう」ということですから、基本的には展示場などに訪れた人に対して、「大丈夫、あなたでもこの家は購入できます。」と言うことが仕事なのです。

ですから、「頭金を貯めてから購入したほうがいい」「借入額が多いからもっと物件予算を下げるべき」など、メーカーに不利になるような(あなたの資産状況を真剣に勘案した)アドバイスは受けられないと思ったほうがいいですね。

そして、展示場を訪れた人は「プロのFPがそう言うなら・・・」となってしまうわけですね。

展示場を訪れる人の多くは「マイホーム購入熱」が高くなっているため、「収入や自己資金の割に物件予算が高すぎる」などのネガティブなアドバイスより、「無理なく返済できそうですよ」といった言葉で背中を押してもらいたい傾向が強いです。

これ、怖くありませんか?

住宅展示場のFPはどうやって儲けているの?

住宅展示場などにいるFPは訪れた人に対して無料でファイナンシャルプランニングを行うと書きましたが、では、彼らのようなFPはどこで儲けているのか気になりませんか。

彼らのキャッシュポイントは2つです。

1つ目は、住宅メーカーからの報酬です。

住宅メーカーは、FPの無料相談という謳い文句も含めて住宅展示場を運営し、訪れた人にサービスを提供しているわけです。

したがって、そのサービスの構成要素であるFPに対して、当然報酬を払う必要があります。

ほとんどの場合、住宅メーカーが自社でFPを抱えているということはなく、基本的には外注になりますので、きちんと報酬を払っているわけですね。

まぁこれはいいでしょう。

2つ目のキャッシュポイント、これが結構いやらしいです。

前提として、このFPたちは生命保険の募集人たちであるケースが結構多いです。
所属しているのはどこかの保険会社もしくは保険代理店であり、メイン業務は生命保険募集です。

「住宅」と「保険」、この二つを掛け合わせたときに何が起きるかというと、「住宅」「教育」「老後」という三大支出をシミュレートし、

「これだけのお金がかかるのだから、万が一の備えとして生命保険に入るべき」
「今加入している保険では不足しているので、変額保険に入るべき」

といった感じで、あなたに保険の加入、乗り換えを勧めてきます。しかも結構高額な。

しかも怖いのが、住宅ローンの金額の何千万と比べたら、そこまでの金額に感じないという絶妙な価格設定になっていますので、金銭感覚が鈍くなっている人はその気になってしまう人が多いんですね。

こうして保険商品を購入すると、その手数料などがFPに入ってきます。

これが2つ目のキャッシュポイントです。

これは住宅展示場で保険の説明をされる場合もあれば、後日にライフプランのシミュレーションの詳細を説明するという名目であなたの自宅にまで来て、セットで保険の勧誘をする場合もあります。

相当ダルいです。

こちらも無料で相談に乗ってもらっている負い目みたいなものを感じてしまっている手前、断りにくい雰囲気もあります。

住宅購入と同時に購入するのは火災保険だけでOK

ここで覚えておきたいのは、当初の「家を購入したい」という目的を忘れないことです。

家を購入しようとしているタイミングで生命保険商品を購入するタイミングをセットにしてしまうと、住宅の金額に引っ張られて高額な商品を購入しても気づきにくいです。

住宅購入とセットで入るべきは火災保険だけで十分。

生命保険や医療保険は、住宅購入より前に入っているものがあればそれを継続するか、住宅を購入した後にしっかり吟味してから入るべきです。

人生の三大支出として「住宅」、「教育」、「老後」と書きましたが、「生命保険」と「車」も大きな支出となります。これらを合わせて五大支出と言われることもあります。

生命保険の金額が毎月、長期間続くことを考えると下手をすると住宅ローンに匹敵する金額になります。

そんな大きな買い物を住宅展示場のFPに勧められるがままにしないでください。

それでは。

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茂(しげる)

茂(しげる)

1980年代生まれの30代サラリーマン。 普段は部下を率いて会社で真面目に働いてます。 でも隙あらばブログ記事書いてます。 米国株式投資、住宅取得、家計、ブログ運営を通じた資産形成について発信しています。 目標は金融資産1億円で、配当をはじめとした不労所得で生活することです。