なぜアメリカ株投資はローリスク・ハイリターンなのか

2020年6月21日

しげるです。

今日は、なぜ日本株ではなくてアメリカ株に投資することがローリスクで運用利回りを最大化(ハイリターン)できる手法なのか書いていきます。

アメリカ株は年平均6.8%のリターンが期待できる

アメリカ株と聞くと、「全然英語ができないのに買えるわけない」「アメリカの企業のことなんて全然知らないしなんか怖い」と感じてしまう人がいます。

この心理的ハードル、はっきり言ってかなり低いです。

まず、アメリカ株の購入に関して言えば、日本の証券会社ならほぼどこでも買えますし、全て日本語で対応してますから日本株を買うのと同じです。

また、アメリカ株の良いところは、日本株のように1単元(100株)ごとに買うのではなく、たった1株から購入することが可能なので1万円以下の少ない資金でも容易に購入することができます。

これが日本株だった場合、数万円~数百万円用意する必要があり、資金を準備するのにかなりの時間を要します。ミニ株という制度もありますが、取引できる証券会社や銘柄が限定されていることからオススメできません。

とすると、少ない資金で資産を積み増していくには投資信託一択ということになり、日本の投資信託商品で長期的に高いパフォーマンスを期待していくしかない、ということになります。が、そんな商品がどれだけあるでしょうか。

アメリカでは、S&P500ETF(スタンダード&プアーズ社が選ぶアメリカの代表的な企業500社の株価指数に連動する投資信託)が最も優れている商品だと言われており、アメリカ企業の株式は1802年~2006の204年間の実質トータルリターンは平均して6.8%となっています。

下のグラフは、インデックス投資の研究者として著名なジェレミー・シ―ゲル博士が発表した「約200年前の1801年に当時の1ドルを株式、債券、金、現金にそれぞれ投資をしたら、200年後にいくらになっているか」というグラフです。

出所:『株式投資第4版』(ジェレミー・シーゲル/日経BP出版)
※実質トータルリターン

このグラフを見ると、200年前に1ドルを株式に投資していると、200年後に約60万倍になっているということを示しています。そしてそのパフォーマンスは年平均で6.8%ということです。

ちなみに現金でそのまま保有していた場合は、インフレの影響により、価値が相当下がっていることも分かります。

今後も世界が資本主義である限り物価上昇をし続けますから、現金だけを保有するというのは限りなく愚行で、株式を保有しないことで貧富の差がますます増大することが世界中のスタンダードになっていくのです。

そして、株式のパフォーマンス6.8%というは平均の数字なので、それを構成するアメリカ企業の株式に至っては、6.8%以上のパフォーマンスをだしている企業が存在するわけです。こういった企業に長期投資することができれば誰もがお金持ちになれることは間違いないわけです。

アメリカ企業の強さは日本企業とは比べ物にならない

アメリカ企業をほとんど知らないと言っている人でも、我々の身近にたくさんのアメリカ企業の製品・サービスがあって、日々購入したり使用しているのを知っていますか?

例えば、コカ・コーラ、P&G、ジョンソン&ジョンソン、マクドナルド、アップル、アマゾン、フェイスブック、グーグル、マイクロソフトなど、ここらへんは確実に知っていると思います。タバコを吸う人ならフィリップモリスなんかも有名ですね。

これらの企業は参入障壁が高く、競争優位性があり、圧倒的な世界規模の市場シェアとネットワークを有していて、高い営業利益を誇っています。

2019年度の営業利益率はコカ・コーラが27%、P&Gが21%、ジョンソン&ジョンソンが24%に対して、日本企業の同業種であるサントリーが10%、花王が14%、武田薬品が3%(2018年度は9.7%)といったところで、全然話にならないことがよくわかります。

営業利益率というのは、企業の本業の儲けを表す指標ですから、企業の競争優位性がアメリカのほうが高いと言えます。

これは上に挙げたアメリカ企業のほうが断然グローバルにビジネスを展開しており、歴史も古く、先行者利益を持って市場を席巻しているからです。言い換えると、これらの企業が潰れるリスクというのは限りなく低いということですので、これらの企業に投資することはかなりローリスクと言えます。

また、上に挙げたアメリカ企業3社(コカ・コーラ、P&G、ジョンソン&ジョンソン)はいずれも50年以上連続で配当を増配を実施しており、25年以上増配している企業はアメリカは100社以上存在するのに対し、日本企業にいたっては花王の1社だけです。

日本企業弱くね?って感じですよね。

日本企業は配当に消極的で儲けを内部留保する傾向が強く、不況の度に減配することが多いです。
これは、日本では株主も企業経営の連帯責任を負うという精神が強く、経営陣は不況なんだから減配しても仕方ないでしょという大義名分が通りやすいことが要因だと考えられます。

一方アメリカ企業では、減配は経営失格の烙印が押されることを意味するので簡単には減配できません。日本でも外資系企業では容易にクビを切られたり経営陣が刷新されることがよく聞かれると思いますが、それくらいシビアに経営してますので、株主への還元をしっかり行い、経営能力を対外的に示す傾向があります。

日本株を選ぶ理由なんて、株主優待がもらえるくらいかなって思ってしまうんですけど。
アメリカを含め、ほとんどの国には株主優待の制度はないですが、その代り、配当金で株主に還元しているんです。

日本企業の株を買って、あまり使わない優待券をもらうくらいだっだら、アメリカ株を買って年に4回配当金をもらってそれを再投資していくほうがよっぽど賢いと思ってしまいますけどね。

最後に、日経平均株価とダウ平均株価のグラフを載せます。

引用:世界経済のネタ帳「https://ecodb.net/stock/nikkei.html
引用:世界経済のネタ帳「https://ecodb.net/stock/dow.html

これだけの事実が揃っていてもまだアメリカ株よりも日本株を選ぶ理由ってありますかね。

それでは。

The following two tabs change content below.
茂(しげる)

茂(しげる)

1980年代生まれの30代サラリーマン。 普段は部下を率いて会社で真面目に働いてます。 でも隙あらばブログ記事書いてます。 米国株式投資、住宅取得、家計、ブログ運営を通じた資産形成について発信しています。 目標は金融資産1億円で、配当をはじめとした不労所得で生活することです。